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自己判断での『治療の中断』は危険!

みなさん、こんにちは。

東区役所前エスト歯科です。

 

クリスマスは楽しまれましたか?

年末年始に帰省される方、旅行に出かけられる方、おうちでゆっくり過ごされる方、様々だと思います。

事故なく元気に楽しんでくださいね。

 

当院は12月30日~1月3日まで、年末年始のお休みをいただきます。

1月4日より通常通り診療しますので、2024年もよろしくお願いいたします。

 

さて、皆さんは自己判断で治療を中断している歯はありませんか?

治療の中断はリスクがいっぱいです。

 

 

■リスク1.治療が長引く

むし歯の治療を進めていくと、仮の詰め物や仮歯といった処置を行う場合があります。

これらは文字通り、ちゃんとした詰め物やかぶせ物を作っている間に患部を塞いでおくための仮のものです。

すぐに外す前提のため、外れやすく材質ももろいので隙間が生じやすくなっています。

 

「もう痛くないから」や「仮歯で大丈夫」と自己判断で通院をやめてしまうと、

むし歯が再発する場合や、治療開始時より悪化してしまうこともあります。

 

また型取りをしたあとの中断にも注意が必要です。

あまり長く放置すると、詰め物やかぶせ物が合わなくなり、新しく作り直さなくてはならない場合もあり、

結果、無駄に治療期間が延びてしまうことになります。 

 

■リスク2.歯の寿命が短くなる

例えば仮歯や仮詰めをしたところは、細菌がたまりやすく

中断して放置することで新たなむし歯ができてしまう可能性があります。

特にむし歯が神経にまで達してしまうと、神経を取らなくてはならず、歯の寿命が著しく短くなります。

 

また神経を取り除いた後に行う、歯の根の治療の中断も治療が必要です。

むし歯になりやすいだけはなく、根っこが弱くなっているため割れたりヒビが入ったりしやすくなります。

そうなってしまうと抜歯せざるを得なくなることが多いため、歯の根の治療は必ず最後まで受けましょう。

 

そして歯周病治療の中断も歯の寿命に大きな影響を及ぼします。

歯周病は進行すると、歯を支える骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。

歯周病の原因である歯石を除去する治療を中断すると、

何百億もの細菌が歯石に隠れて増殖しながら歯を支える骨を溶かし続け、

やがて歯が抜け落ちてしまうのです。

 

■リスク3.治療費が高くなる

リスク1、2からもわかるように、治療を中断すると治療のやり直しやさらなる悪化の原因になります。

それにより当然時間も治療費も余計にかかってしまいます。

 

中断せずに最後までしっかり通院することは、歯の健康を得られるだけではなく

貴重な時間を無駄にせず、経済的な負担を抑えることにもつながります。

 

 

むし歯や歯周病といったお口の病気は、放っておいても自然に治る病気ではありません。

誤った状態で放置すると確実に悪化します。

 

ですので、ご自身の判断で中断することはせず、やむを得ず来院できないときは必ずご相談ください。

大切な歯を守るため、全力でサポートしていきます。

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