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とっても怖い病気『歯周病』

みなさん、こんにちは。

東区役所前エスト歯科です。

 

いよいよ札幌の桜の開花が近づいてきましたね。

この季節になると緑が芽吹き、桜が咲き、なんだかワクワクしてきます。

ゴールデンウィークには葉桜になってしまいそうなので、早めにお花見の予定を立てたいですね。

 

さて、今日は『歯周病』についてお話しします。

皆さん『歯周病』という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

歯周病は日本人の30代以上の8割が罹患していると言われ、『国民病』と呼ばれています。

さらにギネスブックには、

「全世界で最も蔓延している病気は歯周病(歯槽膿漏)である。

地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。」

と記されているほどの感染率を誇るものなのです。

 

歯周病にかかっているほどんどの方は、「私は大丈夫!」と思っていらっしゃいます。

その原因として歯周病は『サイレントキラー』と言われ、痛みなどの自覚症状がなく進行する病気だからです。

 

では、歯周病がどのような病気かご存じでしょうか?

歯周病は、細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯を支える歯茎(歯肉)や骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。

 

歯周病の原因は、お口の中の汚れの蓄積によるものです。

歯みがきでしっかりと汚れが落とせていないと、歯と歯茎の間に多くの細菌が残ったままになり、歯肉が赤く炎症を起こしたり腫れたりします。

多くの場合はさらに進行すると膿が出たり歯がグラグラしたりして、最後には歯を抜かなければならなくなります。

 

歯周病の怖いところは、こういった症状が痛みを伴わず静かに進行をしてしまう所で、自覚症状が出た時にはかなり進行しています。

■歯周病の症状

・口臭が気になる、指摘される

・朝起きたら口の中がネバネバする

・歯みがきすると、歯ぐきから血が出る

・歯肉が赤く腫れている、膿が出る

・歯肉が下がり、歯が長くなった気がする

・歯がグラグラする

 

など、症状が当てはまる方は歯周病かもしれません。

 

毎日の歯みがきで、お口の中の汚れをしっかり落とすことはもちろん、定期的に歯科で検診を受けることで、早期発見早期治療をすることができます。

 

歯周病は糖尿病や心臓疾患、脳血管疾患、脳梗塞、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、低体重児出産、早産、関節炎、腎炎などなど、

全身疾患にも影響する病気なので、気になる症状がある方は、早めに歯科を受診することをお勧めします。

ご自身のお口の健康を守っていきましょう!

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